【総合計画2021を知る】理事長所信から読み解いてほしいこと

執筆者 | 3月 1, 2024 | 2024年度 | コメント0件

会員の皆様、お疲れ様です。

総合計画検証会議 議長の廣瀬です。

今回は「理事長所信から読み解いてほしいこと」

東原理事長への愛を込めてお送りします。

「あれ?総合計画のこと話すんじゃないの?」と思ったそこのあなた!

・・・鋭い!

 

実は理事長所信と総合計画は切っても切れない関係です。

理事長所信は、総合計画に沿って作成されているんです。

だから皆さんが理事長所信をしっかり読み解いて計画書を作れば、それは自ずと総合計画に則った計画となっている・・・はずです。

それでも理事長所信を曲解したり手法を間違えれば、総合計画が指し示すビジョンに到達する計画を作ることはできないでしょう。

(ちなみに総合計画に則っていない計画について総合計画検証会議は修正をさせる権限を持っています!)

だからこそ、理事長所信を読み解く上で、総合計画を皆さんが知っておくというのも非常に重要なことなのです。

 

一つ例を挙げましょう。

総合計画2021が掲げる地域創生のビジョンは

「甲府青年会議所は、地域の行政、住民、各種団体をつなぐ轂(こしき)となり、つなぐ力を郷土への誇りとまちのにぎわいに変える」

です。

ざっくり言うと、「甲府JCが行政・住民・団体を巻き込んで、郷土愛高めてまちも盛り上げちゃおうぜ」的な感じです。

それを5年間で目指そうぜ、と言っているというわけです。

で、この総合計画を受けて、東原理事長は理事長所信でこう言ってるんです。

「それを2024年はスポーツで目指しましょう!まずは地域の身近な人を巻き込んで、地域の特色を活かしたスポーツでつながり作って、それを広げていきながらまちへの誇りと自信につなげていきましょう!」(正しくは https://kofujc.com/policy/

総合計画に沿ってこの1年の具体的ビジョンを掲げているのが分かると思います。

そして総合計画と合わせて理事長所信を読むと、理事長所信をさらに深く読み解くことができるのを感じていただけると思います。

理事長はただ「スポーツをやってくれ」と言っているんじゃないですよね。その先を見ているの、分かりますか?

「スポーツという手法を使ってつながり作って、それを広げていきながらまちへの誇りと自信につなげてくれ」と言っているんです。

理事長所信から読み解いてほしいことの一つ目はまさにこの話。

理事長が見据えている地点をぜひ所信から読み解いて一緒に見据えてもらいたいのです。

そしてそれは自ずと総合計画へとつながっています。

ですから理事長所信とともに総合計画もあわせて読むと、理事長所信をより読み解きやすくなるはずです。

 

では、読み解いてほしいこと二つ目の話に入っていきましょう。

 

理事長所信をもとにその年の委員長達は年間事業計画書を作成します。

年間事業計画書はその委員会の1年の動きを決める大事な計画であるとともに、委員長が初めて作る計画書です。

そのため、毎年、年間事業計画書の作成にはとても苦労をします。

 

委員長たちは理事長所信の中で使われている言葉を引っ張ってきてつなげて、なんとか形にしようとしますが、「理念はもっと先を見据えてください」、「抽象的過ぎて分かりません」、「所信のこの部分は計画書のどこにあたりますか」、「所信と違うので再考してください」、「日本語がおかしいです」等々等々・・・・

 

私も書きながら委員長時代を思い出し心の古傷が疼いています・・・

たかだか1行、2行の文章なのですが、なぜこんなにこだわるのか。

それは、この年間事業計画書で、理事長所信をどれだけ読み解けているのかが如実に表れてしまっているからです。

そしてここで間違っているということは、個別の計画はもっとずれていってしまいます。

だからこそ、前回もお話しましたが、「組織」として最大限の効果を発揮するために、年間事業計画書を妥協なく作り上げてもらうことが非常に重要になってくるのです。

 

そしてここで思い出して欲しいのは、前回のコラムでお話した問題と課題の違いのイメージ図です。

「あるべき姿」と「現状」

「あるべき姿」と「現状」のギャップである「問題」

その問題を解決していくために具体的に取り組むべきことが「課題」

でしたね!

 

これこそが理事長所信から読み解いてほしいことの二つ目になります。

理事長が考える「あるべき姿」と「現状」、「問題」、「課題」をまずは正確に読み解いてもらいたいのです。

これらを正確に読み解くことができれば、年間事業計画書を書く上で方向性に迷うことはほとんどなくなるかと思います。

もちろん、すべての要素が整理されて所信に記載されているということはありません。問題や現状は前書きのような部分で触れられていたり、自明の理として特に記載されていないということもあります。

十分な記載がないときには総合計画も合わせて読み解いていくとよいでしょう。

これらを読み解くことなく、小手先で年間事業計画書を作ろうとすると、審議可決までにその倍、3倍、4倍の時間がかかってしまい、結局苦労します(私のように・・・)。

 

そして、「あるべき姿」を年間事業計画書の基本理念、「課題」を事業目的/内容に反映させていくようなイメージで作ってみるといいと思います。

すんなりいかないものもあるかと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

以上、理事長所信から読み解いて欲しいものでした。

 

★★★ 廣瀬のミニ講座 年間事業計画書の型 ★★★

ところで、年間事業計画書には型があるのにはお気づきでしょうか?

大きく分けて2パターンあります(私見)。

 

パターンA ステップ型

それぞれの例会・事業()に段階があり、それを経て基本理念が達成される。

(ステップ型イメージ)

パターンB 相乗効果型(または足し算型)

全ての事業を達成することで相乗効果が生まれたり結果が形作られ、基本理念を達成する。

 

(相乗効果型イメージ)

(足し算型イメージ)

相乗効果型はメディア系、足し算型は最近だと地域連携系でしょうか。

 

必ずしも当てはまるという訳ではないので、あくまでも参考程度に。